【思春期の発達障がい児の支援者・保護者向け】子どもとの向き合い方に自信が持てて信頼関係を育めるようになる性共育講演会

講演・研修を通じて

共に目指したい未来

思春期の発達障がい児が、送迎に放デイの職員から性被害を受けて裁判となり、その後、廃業する事件が実際に起こることがあります。また、子どもからの過剰なボディタッチにどう対応したら良いのかに悩まれている事業所もあります。そういった課題を抱えられている事業所に、子どもの体・心・性の健康と事業所を守る講演・研修を実施しております。


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たった2分でわかる!

講演ダイジェスト動画

性は単なる知識

ではなく「権利」

発達障がい児の支援をされている事業所や保護者の方々から、
「ボディタッチが過剰なことが気になるものの、どう向き合って良いか難しいのですが・・・」
「性の話で質問を受けたのですが、いつ、何を、どこまで話したらよいのでしょうか?」
というご相談・質問をいただくことが多いです。

支援者・保護者の方々の「性」への捉え方をお聞きすると、
「性は恥ずかしいものだからするものじゃないよ」
と言っていたり、性の情報をはぐらかしたり隠してしまうこともあるようです。

子どもは興味で質問しているだけなのですが、
「性の話をしたら怒られるんだ…。相談してはいけないんだ…」
と解釈し、保護者や大人へ性の相談ができなくなることもあります。

隠しても、発達障がい児の特徴として「0・100思考」というものがあり、見るか見ないか。「見ない」は無いので、見るしかないのです。いくら隠しても、今はインターネットで情報を取得できる時代なのです。そんな中で、子どもにどう向き合えば良いのかについて講演・研修をさせていただいております。

また、私は「性と生」の講演・授業・研修をする立場なので、「性加害・性被害」の裁判を傍聴するようにしています。冒頭でも放デイ職員が利用者の子どもに性加害を行っていた話をしましたが、1年間で30回以上の性加害を行っていた事例もあります。

性被害を受けているにもかかわらず、
「親にだけは言えなかった」
と話す子どももいます。

また、性的マイノリティーで
「自分は普通ではないんだ」
と傷つき、誰にも言えずに悩み続けている子どももいます。

つまり、性は単なる知識ではありません。自分の体や心を守るために必要なことを知る権利であり、自己選択の権利自立心とも深く関わっているものなのです。


例えば、講演で「プライベートゾーン」という知識をお話しています。これは、「水着で隠れる場所」である性器・胸・お尻。あと口のことを意味します。これらは「生きるため」に必要な、大切な部位ですから、他人からみだりに触られた時や、「見せて」と言われた時には当然拒否していいのです。

しかし、この「プライベートゾーン」を知っていないと、「え?プライベートゾーンだからいやだ!」「やめて!」と拒否できません。「大切な場所なんだから我慢せずにイヤ!って言って良い」「周りに相談して良い」と理解してもらっておくことがとても重要なのです。

つまり、プライベートゾーンは、自分の体と心を守るものであり、相手の体と心を尊重したり思いやるためにも大切な知識なのです。その結果、無自覚な性加害も減りますし、性被害に合う子も減ります。また、いじめ予防や思いやりを育むことにもつながっていきます。

しかし、こういったことを義務教育のうちに学んでいないと・・・


性被害を拒否できなかったり、自分一人で抱え込んでしまい、心身の不調につながることがあります。なので、子どもたち自身が体・心・性の健康を守るための知識を得られる機会が重要となります。

こういった背景をとらえ、自ら性について学び、子どもたちを支えてくださる保護者・支援者の方々の存在が欠かせないのです。
あなたは子どもたちを守ると共に、ご家庭や地域を守れる、大切な力です!

とはいえ今、子育てをされている方々は性の知識を与えられず育った世代であり、支援者の方々も「性への偏見(バイアス)」により子どもたちの自立の「壁」となってしまうこともあるのが現状です


性は教える

のではなく

共に育むもの

こういったビジョンを持ち、企業以外にも、小学校などで生徒と保護者向けに講演活動をさせていただいています。

講演会にご参加いただいた

支援者・保護者の感想

「性と生」のお話『カラダのきょり・ココロのきょり』を実施させていただいた事例

大阪市東淀川区にある「児童発達支援・放課後デイサービスいんくるーじょん東淀川事業所」にて。実施日:2024年2月10日(土)

秋本所長から見た「子どもたちの変化」

大きく分けて3つの変化がありました。

①お話を聞いた子ども達が「命の誕生」に興味を持ち始めました。「どうやったら子どもができるの?」と聞いてくる子もいて、話すようになりました。

②小学校高学年の男子が、高学年女子に関わる際、むやみに身体を触る事が少なくなりました。田川先生と一緒に「同意ゲーム」をしたことや、1人1人の感じ方や権利のお話を学んだからです。

③妊娠した職員に対して、ぶつからないようにするとか、膝の上に乗らないようにする等、優しく接するようになりました。思いやりの心が育まれているのを実感しています。

秋本所長から見た「職員の変化」

こちらも大きく分けて3つの変化がありました。

①職員としても改めて、体の仕組み(射精時には尿と混ざらないようになっている等)の知識を深め、増やすことができました。「子どもはどうやったらできるの?」と聞かれても、キチンと言語化して伝えられるようになりました。

②恥ずかしながら、子ども達に性の知識を伝えること自体、良いか悪いかの判断がついていませんでした。はぐらかさずに、「心や体を守るための知識は伝えていい!」と自信を持って向き合えるようになれました。

③高学年が自慰行為を行う際の注意点(手は清潔か、爪は短いかなど)について、聞き流すだけではなく、アドバイスができるようになりました。「性行為は恥ずかしい事」とジャッジせず、子ども達の興味や気持ちを大切に会話できる幅も広がり、信頼関係を深められています。性を含め、子ども達が困ったときに相談してもらえる支援者としての在り方を大切にしていきます。

田川先生、子どもも職員も性を共に育める「性共育」をありがとうございました!

「生きているだけで自分はすごい!」と思える人生のお守りを届けたい

私が「性と生」の講演活動を始めるきっかけになったターニングポイントは、2009年の冬のある日のことでした。

尊敬する助産師の先輩が子育て中の私に、「小学生と保護者に性教育の授業をするんだけど見に来ない?」と声をかけてくれました。正直、それまでは性教育に興味がなかったのですが、「先輩の話だから聞いてみよう」と思い参加しました。

その授業内容は、1つの受精卵が成長し出産日を迎えるまでの物語。聞いているうちに、「自分は生きているだけですごい!」と実感しました。それは子どもたちも同じ。笑顔で「命ってスゴい!」と言いながら自分とクラスメイトの存在の大切さを自発的に気づき、思いやる心も育まれていたのです。

また、このように捉えられていれば、自身の存在を否定された時であっても、「この命を持っている時点で自分はスゴいんだ!」と思えるし、自身や他人を守る「人生のお守り」となります。

この話を学校の先生ができれば良いのですが、文科省の「はどめ規定」により受精〜妊娠などの過程を話すことはできないようになっています。先生に想いや知識がいくらあっても話してはダメなのです。そこで、役割をとれるのが学校の外部の私たち助産師です。

私は性の知識を伝えることは大前提として、この「人生のお守り」を届けたいと思い、性共育講師として講演活動を2011年にスタート。13年が経ちました。

学校とご家庭と、地域を結び、みんなで子どもたちの命と権利を大切にしていきませんか。ぜひ、共に講演を企画・検討していただけると嬉しいです。実際の支援者向け講演の参考動画を下に掲載しているので、ぜひご覧ください。

(参考)

前半10分無料公開!

講演動画

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講演・研修の企画を検討されている企業様には、zoomや対面での打ち合わせ時にご説明しながら全編動画をご覧いただいております。

事業所、保護者、地域が抱える課題に合わせて講演内容を一緒に考えます。
下記の「お問合せフォーム」「LINE」からお気軽にご連絡ください!

命と権利に寄り添う

助産師・性共育講師

田川 智美

看護師歴26年、助産師歴20年、性共育講師歴13年。
2011年から埼玉県内で性と生に関する講演活動を開始。学校・企業・地域の困り事を解消するため、オーダーメイドで講演内容をカスタムできることが強み。

これまでの

活動実績など